旧『そ れ は 突 然 の 嵐 の よ う に』です。
ア イ シ ー ル ド 21 ヒ ル ま も ss 中心。
いらっしゃらないとは思いますが、禁無断転載でお願いします。
『against the wind』様のキッズルーム一周年ということで、桜庭先生&4歳児のヒル魔くんのイラストですw
PCクラッシュによりブログに掲載させていただきましたーw
素敵イラストの詳細についてはhttp://against.konjiki.jp/のギャラリー内キッズルームへGO!!
このイラスト拝見してあまりのかわいさに悶え、速攻でSSを書いて送りつけてしまったというはた迷惑な行為をしたのですが、ヤメピさまのご好意により掲載していただいております。ありがとうございます!
『つづきはこちら』から件のSSへどうぞ。
系統樹の行く末
(ヒルまも一家)
※『天使育成計画』の後くらいです。
ヒル魔は、下から見上げてくる青い瞳を面白そうに見下ろした。
「何度言っても無駄だ」
その言葉に、青い瞳が涙に潤む。
「だって・・・」
「テメェが欲しいっつったって、こればっかりはな」
「・・・うぅ」
今にも泣き出しそうな顔をしたあかりを、ヒル魔はそっと抱き上げる。
「テメェの面倒をテメェが見られるようになってたらまだいいがなァ」
「できるもん! あかり、自分でお着替えも出来るし、ご飯も食べれるもん!」
唇を尖らせるあかりの頬を、ヒル魔が笑いながら突く。
「歯もろくに磨けねぇくせに」
「う、・・・み、磨くもん」
「それに夜、一人でトイレにも行けねぇよなァ?」
「うう~!」
すっかりやりこめらた格好のあかりは悔しいのか顔を真っ赤にして唸る。それを見ていたヒル魔は少々考えてから口を開いた。
「テメェがもう少しデカくなったら」
「え?」
「嫌でも見るハメになる」
あかりは考えて口を開く。
「・・・あかりがけっこんして子どもうむから?」
それにヒル魔は片眉をぴんと上げる。年の割に聡すぎるのも困りものだ。
「そこまでじゃねぇ。後何年か後、だ」
「・・・ふうん?」
不思議そうに首を傾げたあかりの頭を撫でていると、掃除機を手にしたまもりが顔を出した。
「あら? あかり、お父さんと遊んでもらってたの?」
「ううん、お願いしてたの」
「お願い?」
何かしら、と小首を傾げたまもりにヒル魔がにやりと笑って口を開く。
「あかりは弟や妹が欲しいんだとよ」
「・・・え」
それにまもりはさあっと青ざめた。それを見てヒル魔はほらな、とあかりに言う。
「母さんはもう年だからダメなんだとよ」
それにまもりの眉がキリキリとつり上がる。
「お父さんとは同い年、です!!」
「だったらもう一人頑張るか?」
「それは勘弁して!」
まもりは間髪入れずそれを却下した。
「え~・・・」
ガッカリした様子にまもりは申し訳なさそうに近寄り、まだヒル魔の腕の中にいるあかりの頭を撫でた。
「ごめんね」
まもりも一人っ子だった過去から、弟妹が欲しかった覚えがある。あかりには三人の姉兄がいるが、母譲りの面倒を見たがる世話焼き気質ではやはり下が欲しいのだろう。
「んーん。でもね、お父さんはもう少ししたらいやでも見るハメになるって」
「え?」
「アヤだってもう結婚してんだし、俺らの孫が出来てもおかしくねぇだろ」
「ああ、そうね」
そうなるとあかりは自分の甥姪の面倒を見るようになるのだろう。
「楽しみね、あかり」
「うん!」
そして数年後。
両親の言うとおり妖介の子の面倒を喜々として見るあかりの姿があったのだった。
***
なんかかわいい話が書きたくなって・・・。
初めて携帯だけで更新してみました。指っつーか手首が痛いですな!
そしてこれだと『つづきはこちら』が使えないと言う・・・。
子供が小さい頃はお互いを「お父さん」「母さん」呼びするのがヒル魔家ルールらしいですよ。
(ヒルまも一家)
※『天使育成計画』の後くらいです。
ヒル魔は、下から見上げてくる青い瞳を面白そうに見下ろした。
「何度言っても無駄だ」
その言葉に、青い瞳が涙に潤む。
「だって・・・」
「テメェが欲しいっつったって、こればっかりはな」
「・・・うぅ」
今にも泣き出しそうな顔をしたあかりを、ヒル魔はそっと抱き上げる。
「テメェの面倒をテメェが見られるようになってたらまだいいがなァ」
「できるもん! あかり、自分でお着替えも出来るし、ご飯も食べれるもん!」
唇を尖らせるあかりの頬を、ヒル魔が笑いながら突く。
「歯もろくに磨けねぇくせに」
「う、・・・み、磨くもん」
「それに夜、一人でトイレにも行けねぇよなァ?」
「うう~!」
すっかりやりこめらた格好のあかりは悔しいのか顔を真っ赤にして唸る。それを見ていたヒル魔は少々考えてから口を開いた。
「テメェがもう少しデカくなったら」
「え?」
「嫌でも見るハメになる」
あかりは考えて口を開く。
「・・・あかりがけっこんして子どもうむから?」
それにヒル魔は片眉をぴんと上げる。年の割に聡すぎるのも困りものだ。
「そこまでじゃねぇ。後何年か後、だ」
「・・・ふうん?」
不思議そうに首を傾げたあかりの頭を撫でていると、掃除機を手にしたまもりが顔を出した。
「あら? あかり、お父さんと遊んでもらってたの?」
「ううん、お願いしてたの」
「お願い?」
何かしら、と小首を傾げたまもりにヒル魔がにやりと笑って口を開く。
「あかりは弟や妹が欲しいんだとよ」
「・・・え」
それにまもりはさあっと青ざめた。それを見てヒル魔はほらな、とあかりに言う。
「母さんはもう年だからダメなんだとよ」
それにまもりの眉がキリキリとつり上がる。
「お父さんとは同い年、です!!」
「だったらもう一人頑張るか?」
「それは勘弁して!」
まもりは間髪入れずそれを却下した。
「え~・・・」
ガッカリした様子にまもりは申し訳なさそうに近寄り、まだヒル魔の腕の中にいるあかりの頭を撫でた。
「ごめんね」
まもりも一人っ子だった過去から、弟妹が欲しかった覚えがある。あかりには三人の姉兄がいるが、母譲りの面倒を見たがる世話焼き気質ではやはり下が欲しいのだろう。
「んーん。でもね、お父さんはもう少ししたらいやでも見るハメになるって」
「え?」
「アヤだってもう結婚してんだし、俺らの孫が出来てもおかしくねぇだろ」
「ああ、そうね」
そうなるとあかりは自分の甥姪の面倒を見るようになるのだろう。
「楽しみね、あかり」
「うん!」
そして数年後。
両親の言うとおり妖介の子の面倒を喜々として見るあかりの姿があったのだった。
***
なんかかわいい話が書きたくなって・・・。
初めて携帯だけで更新してみました。指っつーか手首が痛いですな!
そしてこれだと『つづきはこちら』が使えないと言う・・・。
子供が小さい頃はお互いを「お父さん」「母さん」呼びするのがヒル魔家ルールらしいですよ。
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プロフィール
HN:
鳥(とり)
HP:
性別:
女性
趣味:
旅行と読書
自己紹介:
ついうっかりブログ作成。
同人歴は読み専門も含めると二桁は楽勝。
よろしくお願いいたします。
【裏について】
閉鎖しました。
現在のところ復活の予定はありません。
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