旧『そ れ は 突 然 の 嵐 の よ う に』です。
ア イ シ ー ル ド 21 ヒ ル ま も ss 中心。
いらっしゃらないとは思いますが、禁無断転載でお願いします。
+ + + + + + + + + +
私の顔を見て、まずヒル魔くんは片方の眉を上げた。
「女っつーのは便利だな」
「っ、そ、そんっ、そんっ!!」
「言えてねぇ」
必死に声を絞り出そうとしても、胸の奥につっかえた熱が塊になって何も言えない。
「で、お前のそれは何だ。強請か、脅迫か、嫌がらせか」
「ちっ、違っ! そんっ」
「だーかーらー言えてないっつってんだろ、糞マネ! いいからちょっと黙って呼吸を整えろ」
黙っていろと言われても、黙っていられない状況をヒル魔くんが作るから、私は必死に喋ろうとしてるのに!
抗議の意味を込めてしっかりと睨みつけると、今度はヒル魔君の眉間に皺が寄った。
そのまますっと近寄ってきておでこをぺちんと叩かれた。
「女は便利だな。なんでもかんでもすぐ泣ける」
そしてくい、と親指が示した先には、慣れ親しんだ赤いユニフォームの面々。
「今は泣いとけ。それ見せてやりゃあ、あいつらにだって励みになんだろ」
面倒そうな口調のくせに、その顔はにやりと笑っていた。
***
久しぶりに短い。泥門が勝っても負けても使える文章になってしまいました。いやそんな逃げてるわけではごにょごにょ。 感情の消化が一番下手なのはヒル魔さんだとは思いますが、私の文才では上手に泣かせることもできません。まもりちゃんがとりあえず存分に泣くがいいよ。
PR
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
カウンター
カテゴリー
プロフィール
HN:
鳥(とり)
HP:
性別:
女性
趣味:
旅行と読書
自己紹介:
ついうっかりブログ作成。
同人歴は読み専門も含めると二桁は楽勝。
よろしくお願いいたします。
【裏について】
閉鎖しました。
現在のところ復活の予定はありません。
同人歴は読み専門も含めると二桁は楽勝。
よろしくお願いいたします。
【裏について】
閉鎖しました。
現在のところ復活の予定はありません。
最新コメント
最新トラックバック
ブログ内検索
最古記事
(02/16)
(02/16)
(02/16)
(02/16)
(02/16)
アクセス解析
フリーエリア