忍者ブログ
旧『そ れ は 突 然 の 嵐 の よ う に』です。 ア イ シ ー ル ド 21 ヒ ル ま も ss 中心。 いらっしゃらないとは思いますが、禁無断転載でお願いします。

* admin *  * write *  * res *
[58]  [57]  [56]  [55]  [54]  [53]  [52]  [51]  [50]  [49]  [48
<<08 * 09/1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  *  10>>
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

19.胸の奥の魂

(ヒルまも)

+ + + + + + + + + +

私の顔を見て、まずヒル魔くんは片方の眉を上げた。
「女っつーのは便利だな」
「っ、そ、そんっ、そんっ!!」
「言えてねぇ」
必死に声を絞り出そうとしても、胸の奥につっかえた熱が塊になって何も言えない。
「で、お前のそれは何だ。強請か、脅迫か、嫌がらせか」
「ちっ、違っ! そんっ」
「だーかーらー言えてないっつってんだろ、糞マネ! いいからちょっと黙って呼吸を整えろ」
黙っていろと言われても、黙っていられない状況をヒル魔くんが作るから、私は必死に喋ろうとしてるのに!
抗議の意味を込めてしっかりと睨みつけると、今度はヒル魔君の眉間に皺が寄った。
そのまますっと近寄ってきておでこをぺちんと叩かれた。
「女は便利だな。なんでもかんでもすぐ泣ける」
そしてくい、と親指が示した先には、慣れ親しんだ赤いユニフォームの面々。
「今は泣いとけ。それ見せてやりゃあ、あいつらにだって励みになんだろ」
面倒そうな口調のくせに、その顔はにやりと笑っていた。

***
久しぶりに短い。泥門が勝っても負けても使える文章になってしまいました。いやそんな逃げてるわけではごにょごにょ。 感情の消化が一番下手なのはヒル魔さんだとは思いますが、私の文才では上手に泣かせることもできません。まもりちゃんがとりあえず存分に泣くがいいよ。

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

管理人のみ閲覧可能にする    
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
カウンター
プロフィール
HN:
鳥(とり)
性別:
女性
趣味:
旅行と読書
自己紹介:
ついうっかりブログ作成。
同人歴は読み専門も含めると二桁は楽勝。
よろしくお願いいたします。

【裏について】
閉鎖しました。
現在のところ復活の予定はありません。
最新コメント
[01/05 鳥]
[01/05 NONAME]
[10/21 NONAME]
[10/11 坂上]
[10/02 坂上]
最新トラックバック
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
フリーエリア
powered by NINJA TOOLS // appeal: 忍者ブログ / [PR]

template by ゆきぱんだ  //  Copyright: hoboniti*kotori All Rights Reserved