アナザーワールド★クエスチョン（８）

アナザーワールド★クエスチョン（８）

雪「では気を取り直して。『子供は何人欲しいですか』」

狐「覚えてろよ雪光・・・」
ゆめ「三人くらい欲しい。息子にアメフト教えてぇ」
いばら「今一人いるが後一人くらいはいてもいい」
一家「あと二、三人いてもよかったが現状でも満足してる。孫もいるしな」
軍人「そりゃ四人いりゃいいだろうよ。・・・って、孫？！」
恋人「・・・想像つかねぇ」
高校「・・・俺も」
猫「別にいらねぇが、一人くらいならいてもいい」
狐「まもりは二人は産むつもりだっつってたな」
桜雪「いらねぇ。っつーかそういう関係じゃねぇ」
雪「頑固ですねぇ」
軍人「一人でもいいから産めねぇかなぁと思ってる」
一家「病気か？」
軍人「いや・・・。仕事柄、薬飲んで避妊してる」

雪「なんだか本当に可哀想になってきましたね、軍人のヒル魔さん」
軍人「哀れむんじゃねぇ！」
桜雪「子供がいようがいまいが、テメェらが一生添い遂げるのには関係ねぇだろ」
狐「出来もしねぇ子供に想い馳せるより、二人だけの生活を楽しめよ」
雪「ふむ・・・」
恋人「ジジイ二人で説教か」
スッパパァアアン！
恋人「テッ！」
雪「まったく、一番若いだけに一言余計ですね」
軍人「痛！　オイ、何で俺まで叩くんだ！」
雪「軍人のヒル魔さんはオマケです」
軍人「オマケで人叩くんじゃねぇ！！」


雪「そろそろ終わりに近づいて来ましたから頑張って下さいね。『姉崎まもりさんが自分の知らない男の写真を大事に持っているのを発見しました。どうします？（写真がない世界だったら男物の小物でもいいです）』」

軍人「理由を聞いて納得できたらそのままにしておく」
一家「燃やす」
狐「由来を聞いてから燃やす」
ゆめ「結局燃やすのかよ」
桜雪「干渉しねぇ」
いばら「そう言いつつ確認厳しそうだなアンタ」
高校「脅迫手帳に相手の情報を即座に収納して狙撃開始」
恋人「内容によっては放置。こないだ父親の写真持ってたからな」
ゆめ「今持ってるとしたらチームの連中とかから貰った奴だろうから・・・蜂の巣にする」
狐「俺と大差ねぇぞ」
いばら「セナと父親に関する物なら放っておく。それ以外なら理由を聞く」
猫「こないだ持ってきた男の連絡先は燃やした」


雪「燃やさないではいられないんですね、皆さん・・・」
桜雪「一緒にするな」
狐「テメェも絶対燃やすぞ」
桜雪「煩ぇな、そんなことはしねぇ」
一家「テメェも燃やすんだろ」
軍人「俺はやらねぇよ。アイツは理由もなく手元に男から貰った物置かねぇ」
高校「んでアンタのやった物も置いてねぇんじゃねぇのか？」
軍人「いーや。俺のだけはちゃんと置いてあんだよ」


雪「王道の質問ですよ。『ヒル魔さんの趣味は何ですか』」

軍人「射撃訓練と実戦訓練」
高校「アメフト」
恋人「アメフト」
狐「まもりをからかって遊ぶこと」
桜雪「読書」
一家「銃の手入れ」
いばら「カードゲーム」
猫「走ること」
ゆめ「アメフト」


雪「アメフトに現役で触れてる方はアメフトなんですね。それ以外も皆さん基本は外に出る感じですが・・・」
いばら「運動は必要最低限以外しねぇ。必要ねぇからな」
桜雪「仙人は基本的に運動しねぇんだよ」
高校「確かにスポーツマンな仙人なんざ想像つかねぇな」

＜続＞