旧『そ れ は 突 然 の 嵐 の よ う に』です。
ア イ シ ー ル ド 21 ヒ ル ま も ss 中心。
いらっしゃらないとは思いますが、禁無断転載でお願いします。
+ + + + + + + + + +
ヒル魔が早々に帰宅したのを迎えに出る。
近頃は仕事が落ち着いたらしく、彼の帰りはさほど遅くもない。
その分一緒にいられるのが嬉しくて、まもりは弾んだ声で彼の元へと小走りで出て行った。
「おかえりなさい!」
「タダイマ」
じろじろとまもりを検分していたヒル魔は、すいとまもりの腕に触れた。
腕にはあのバイクの男性に掴まれたときに出来たらしい幽かな鬱血があった。
「え、何?」
「随分な連れ去られ方したみてぇだな」
「あ! そう、それ! あの二人、ヒル魔さんと一体どんな関係なの?」
無事にここにいるからいいようなものの、結局どういう関係かは聞き損なったのだ。
ヒル魔はぴんと片眉を上げる。
「ア? あの糞女か糞カメレオンが説明しただろ?」
「ふぁ・・・そ、そんな呼び方失礼よ! それに女の人の名前はメグさんってことくらいしか・・・」
その疑問にヒル魔はあっさりと答えた。
「あの女は俺と同年代の賊学アメフト部マネージャー、男は同じく賊学アメフト部の主将だったヤツだ」
今は二人で不動産経営だな、と彼は告げる。
「へえ。お名前は?」
男は葉柱ルイ。そのうち会わせてやる、っつったろ」
ニヤニヤと笑うヒル魔にまもりは嘆息する。
あの頃のアメフト部繋がりがこういう形とは思いもしなかった。
「こういう会い方とは思わなかったわ。今度遊びに来て下さいとは伝えたけど」
「あ? んなこと言ったのか?」
「だってほとんどお話しできなかったんだもの・・・あ」
そこでやっと、まもりはまだここが玄関先だということを思い出した。
「早く上がって。ご飯食べましょ」
そこで今思い出した、といわんばかりの口調でヒル魔が言葉を綴った。
「テメェの父親、大学まで乗り込んだみてぇだな」
「・・・なんでそんなことしたのかしら。何かあるなら携帯に電話してくれたらいいのに」
小首を傾げるまもりに笑いを堪えながらヒル魔は鞄を押しつけて靴を脱ぐ。
彼女はどれだけ父親がやっきになって連絡を取ろうとしたのか知らないのだ。
しまいにはヒル魔の仕事場まで押しかけてきたのだが、それは忙しさを理由に追い払ったのでおそらく怒り心頭だろう。最後の仕上げと行くか、とヒル魔はまもりに告げる。
「さっきテメェの父親から連絡があったぞ」
「何?」
鞄をヒル魔の私室に戻しに行ったまもりは、その声に再びヒル魔の元に戻る。
「真偽を確かめに行く、だとよ」
「真偽・・・?」
ちょいちょい、とヒル魔はまもりを手招いた。
小首を傾げて近寄ってくる彼女の身体を抱き寄せる。
あたたかい腕が、優しさとは裏腹の力で彼女を拘束する。
「・・・ッ」
唐突にキスをされて、まもりは固まった。
実は今の今まで抱きしめられた事はあっても、キスをされた事がなかったのだ。
固まったまもりは目を見開いたまま彼からの、触れるだけのキスを受け入れていた。
その様子を見ていたヒル魔は唇を離し、低く囁く。
「目、閉じろ」
「あ・・・んぅ・・・!」
呆然として緩く開いた唇に、ヒル魔の舌が入り込む。
びくりと肩を震わせるまもりに構わず、咥内を舌が辿る。
とまどい縮こまるまもりのそれを、ヒル魔の舌が宥めるように軽く絡む。
「んんっ!」
息苦しそうに呻いたのを見て取って、ヒル魔は僅かに唇を離す。
「は、・・っは、は・・・」
途端に酸素を求めて喘ぐ唇をぺろりと舐める。
「鼻で息すんだよ」
「え・・・んん・・・っ」
再び深く唇を合わせられ、歯列をなぞって隅々まで味わい尽くそうとする彼の舌に翻弄される。
ぞくぞくと背筋を這い上がる悪寒に似た震え。
それが快感だと頭より身体の方が先に理解し、震える。
濡れた音を立てて触れ合う舌と唇にまもりの頭の芯がしびれていく。
「んふ・・・、ぁん」
ちゅ、と濡れた音を立てて唇が離れる。
すっかり上気した顔で全身を震わせながら小さく喘ぐまもりの首筋に、ヒル魔が顔を寄せる。
「んあっ」
そこに噛みつき、舌を這わせ、時折吸い上げる。
「あ・・・くぅ・・・」
勝手に零れる声を抑える事も出来ず、まもりはびくびくと身体を震わせる。
瞬く間にヒル魔に縋りつき、涙を浮かべて立っているのがやっと、という状態になってしまった。
『―――ッ、―――・・・』
『・・・―――』
ふと扉越しに響いた声。これは。
今日、学校で聞いた―――父親の。
まもりはひくんと震えた。
そういえばここは玄関だった。
ヒル魔はスーツのジャケットすら脱いでおらず、ネクタイもそのまま。
状況を思い出してまもりは震える手で彼のジャケットにしがみつき、やめさせようと顔を上げたが。
「あ・・・」
「イイコで立ってろよ」
ちゅ、と眦にキスをされる。
肩を抱かれたままの状態で、くらくらする頭では身動ぐ事さえできずまもりはただ彼に縋るしかない。
「まもり!!」
派手な音を立てて入ってきたのは父親。
そうして、その背後には無理矢理連れてこられたらしい母親の姿も。
二人は玄関先で抱き合ってる二人の姿に目を丸くした。
「なっ・・・」
「随分と無粋ですね」
にっこりと笑うヒル魔はまだ熱の引かないまもりの唇を己の親指で拭う。
つやつやと濡れたそれと、濡れた瞳。首筋に散った歯形と朱印に父親は声にならない絶叫をする。
「~~~~~~~!!」
「そうよねえ。ごめんなさいね、ヒル魔さん」
のほほんとした母親の声に父親ははっと我に返ったようだった。
「ちょ・・・っ、な、何言ってるんだい! ウチの娘がみすみすこんな男に・・・っ!!」
「あら、ヒル魔さんのどこが悪いのよ」
「どっ・・・あ、遊びのつもりだろうが!」
「あら嫌だ。もし遊びだったらウチの子みたいな面倒な立場の子を選ばないでしょう」
「面倒って!」
「社長令嬢なんて肩書き、逆玉を狙うような相手ならいいでしょうけど、ヒル魔さんはわざわざ狙わなくても平気でしょうし」
ねえ、と母親はヒル魔にのんびりと笑みを浮かべる。
「もし遊びで私たちに顔見せ出来ない状態だったら、彼くらい頭が回ればもっと逃げる事だって出来るのよ」
のほほんとしながらも、的確に冷静な言葉を発する母親にまもりはぱちりと瞬いた。
「君はヒル魔の味方なのかっ!」
ほぼ涙目の父親に母親は小首を傾げた。
「あら、違うわよ」
「なら・・・」
「私はまもりの味方よ。ねえ?」
唐突に話を振られ、まもりはぱちぱちと瞬きした。
「え・・・」
「ヒル魔さんの事が好きで、そこにいたいんでしょう?」
「うん」
そう尋ねられ、まもりはこっくりと頷いた。
途端にヒル魔は楽しそうに口角をつり上げたし、父親はがくりと頽れる。
「ご理解頂けて嬉しいです」
「あらいやだ、そんなに鯱張らなくてもいいのよ」
ころころと笑う母親は父親の背中をさする。
「ね、だから帰りましょう。近々二人で我が家に遊びに来てくれると嬉しいわ」
前半は夫に、後半はヒル魔に語りかけて彼女は立ち上がった。
「はい、ぜひ」
ヒル魔は短く応じるが。
「断る!!」
父親はそうはいかないらしい。なおもヒル魔を睨む彼にまもりは口を開いた。
「パパ」
父親はのろりとまもりの方を見る。
「私、パパの事も好きだけど、ヒル魔さんのところにいたいの。・・・ごめんなさい」
それがとどめだったようで。
父親はがっくりと、完全に燃え尽きたように肩を落とした。
上がっていくかと尋ねたが、二人は首を振り早々に立ち去った。
明日は社長は病欠だな、とヒル魔は内心独り言ちる。
静かになった玄関先から、リビングへと移動する。
「あ、あの・・・」
「ア?」
「私、ここにいて、いいの?」
それにヒル魔はやや不機嫌そうに片眉を上げた。
「気が変わって帰りたいとか抜かすか」
「え、いや・・・そうじゃなくて、私がいて邪魔にならないかな、とか・・・」
おずおずと見上げるまもりに、ヒル魔は深々とため息をついた。
「本当にテメェは糞ニブニブ猫だナァ」
「にぶにぶ・・・」
あまりの言われようにまもりは思わず繰り返してしまう。
「何度言っても遠回しじゃ全く駄目だという事が今回の事でよーっく判った」
警戒心がどうこう、っつーのはもういい、とブツブツヒル魔は呟く。
そして真っ直ぐに彼はまもりを射抜く。
「テメェの居場所はここだ。もう通いは許さねぇ」
「・・・っ」
先ほどとは比較にならないような力で、きつく抱きしめられる。
「責任持って飼ってやるよ」
熱っぽく耳に囁かれる言葉に、まもりは紅い顔をして、それでも彼の身体におずおずと腕を巻き付ける。
それは猫が戯れに尾を巻き付けるような、可愛らしい仕草だった。
***
猫の恩返しシリーズを進展させようと書き出したら全然進展せずこんな感じになってしまいました。
エロまで持っていこうと奮闘したのですが、美味くまとまらなかったのでそれはまたの機会にでも。
リクエスト下さったHARUさんに感謝!
近頃は仕事が落ち着いたらしく、彼の帰りはさほど遅くもない。
その分一緒にいられるのが嬉しくて、まもりは弾んだ声で彼の元へと小走りで出て行った。
「おかえりなさい!」
「タダイマ」
じろじろとまもりを検分していたヒル魔は、すいとまもりの腕に触れた。
腕にはあのバイクの男性に掴まれたときに出来たらしい幽かな鬱血があった。
「え、何?」
「随分な連れ去られ方したみてぇだな」
「あ! そう、それ! あの二人、ヒル魔さんと一体どんな関係なの?」
無事にここにいるからいいようなものの、結局どういう関係かは聞き損なったのだ。
ヒル魔はぴんと片眉を上げる。
「ア? あの糞女か糞カメレオンが説明しただろ?」
「ふぁ・・・そ、そんな呼び方失礼よ! それに女の人の名前はメグさんってことくらいしか・・・」
その疑問にヒル魔はあっさりと答えた。
「あの女は俺と同年代の賊学アメフト部マネージャー、男は同じく賊学アメフト部の主将だったヤツだ」
今は二人で不動産経営だな、と彼は告げる。
「へえ。お名前は?」
男は葉柱ルイ。そのうち会わせてやる、っつったろ」
ニヤニヤと笑うヒル魔にまもりは嘆息する。
あの頃のアメフト部繋がりがこういう形とは思いもしなかった。
「こういう会い方とは思わなかったわ。今度遊びに来て下さいとは伝えたけど」
「あ? んなこと言ったのか?」
「だってほとんどお話しできなかったんだもの・・・あ」
そこでやっと、まもりはまだここが玄関先だということを思い出した。
「早く上がって。ご飯食べましょ」
そこで今思い出した、といわんばかりの口調でヒル魔が言葉を綴った。
「テメェの父親、大学まで乗り込んだみてぇだな」
「・・・なんでそんなことしたのかしら。何かあるなら携帯に電話してくれたらいいのに」
小首を傾げるまもりに笑いを堪えながらヒル魔は鞄を押しつけて靴を脱ぐ。
彼女はどれだけ父親がやっきになって連絡を取ろうとしたのか知らないのだ。
しまいにはヒル魔の仕事場まで押しかけてきたのだが、それは忙しさを理由に追い払ったのでおそらく怒り心頭だろう。最後の仕上げと行くか、とヒル魔はまもりに告げる。
「さっきテメェの父親から連絡があったぞ」
「何?」
鞄をヒル魔の私室に戻しに行ったまもりは、その声に再びヒル魔の元に戻る。
「真偽を確かめに行く、だとよ」
「真偽・・・?」
ちょいちょい、とヒル魔はまもりを手招いた。
小首を傾げて近寄ってくる彼女の身体を抱き寄せる。
あたたかい腕が、優しさとは裏腹の力で彼女を拘束する。
「・・・ッ」
唐突にキスをされて、まもりは固まった。
実は今の今まで抱きしめられた事はあっても、キスをされた事がなかったのだ。
固まったまもりは目を見開いたまま彼からの、触れるだけのキスを受け入れていた。
その様子を見ていたヒル魔は唇を離し、低く囁く。
「目、閉じろ」
「あ・・・んぅ・・・!」
呆然として緩く開いた唇に、ヒル魔の舌が入り込む。
びくりと肩を震わせるまもりに構わず、咥内を舌が辿る。
とまどい縮こまるまもりのそれを、ヒル魔の舌が宥めるように軽く絡む。
「んんっ!」
息苦しそうに呻いたのを見て取って、ヒル魔は僅かに唇を離す。
「は、・・っは、は・・・」
途端に酸素を求めて喘ぐ唇をぺろりと舐める。
「鼻で息すんだよ」
「え・・・んん・・・っ」
再び深く唇を合わせられ、歯列をなぞって隅々まで味わい尽くそうとする彼の舌に翻弄される。
ぞくぞくと背筋を這い上がる悪寒に似た震え。
それが快感だと頭より身体の方が先に理解し、震える。
濡れた音を立てて触れ合う舌と唇にまもりの頭の芯がしびれていく。
「んふ・・・、ぁん」
ちゅ、と濡れた音を立てて唇が離れる。
すっかり上気した顔で全身を震わせながら小さく喘ぐまもりの首筋に、ヒル魔が顔を寄せる。
「んあっ」
そこに噛みつき、舌を這わせ、時折吸い上げる。
「あ・・・くぅ・・・」
勝手に零れる声を抑える事も出来ず、まもりはびくびくと身体を震わせる。
瞬く間にヒル魔に縋りつき、涙を浮かべて立っているのがやっと、という状態になってしまった。
『―――ッ、―――・・・』
『・・・―――』
ふと扉越しに響いた声。これは。
今日、学校で聞いた―――父親の。
まもりはひくんと震えた。
そういえばここは玄関だった。
ヒル魔はスーツのジャケットすら脱いでおらず、ネクタイもそのまま。
状況を思い出してまもりは震える手で彼のジャケットにしがみつき、やめさせようと顔を上げたが。
「あ・・・」
「イイコで立ってろよ」
ちゅ、と眦にキスをされる。
肩を抱かれたままの状態で、くらくらする頭では身動ぐ事さえできずまもりはただ彼に縋るしかない。
「まもり!!」
派手な音を立てて入ってきたのは父親。
そうして、その背後には無理矢理連れてこられたらしい母親の姿も。
二人は玄関先で抱き合ってる二人の姿に目を丸くした。
「なっ・・・」
「随分と無粋ですね」
にっこりと笑うヒル魔はまだ熱の引かないまもりの唇を己の親指で拭う。
つやつやと濡れたそれと、濡れた瞳。首筋に散った歯形と朱印に父親は声にならない絶叫をする。
「~~~~~~~!!」
「そうよねえ。ごめんなさいね、ヒル魔さん」
のほほんとした母親の声に父親ははっと我に返ったようだった。
「ちょ・・・っ、な、何言ってるんだい! ウチの娘がみすみすこんな男に・・・っ!!」
「あら、ヒル魔さんのどこが悪いのよ」
「どっ・・・あ、遊びのつもりだろうが!」
「あら嫌だ。もし遊びだったらウチの子みたいな面倒な立場の子を選ばないでしょう」
「面倒って!」
「社長令嬢なんて肩書き、逆玉を狙うような相手ならいいでしょうけど、ヒル魔さんはわざわざ狙わなくても平気でしょうし」
ねえ、と母親はヒル魔にのんびりと笑みを浮かべる。
「もし遊びで私たちに顔見せ出来ない状態だったら、彼くらい頭が回ればもっと逃げる事だって出来るのよ」
のほほんとしながらも、的確に冷静な言葉を発する母親にまもりはぱちりと瞬いた。
「君はヒル魔の味方なのかっ!」
ほぼ涙目の父親に母親は小首を傾げた。
「あら、違うわよ」
「なら・・・」
「私はまもりの味方よ。ねえ?」
唐突に話を振られ、まもりはぱちぱちと瞬きした。
「え・・・」
「ヒル魔さんの事が好きで、そこにいたいんでしょう?」
「うん」
そう尋ねられ、まもりはこっくりと頷いた。
途端にヒル魔は楽しそうに口角をつり上げたし、父親はがくりと頽れる。
「ご理解頂けて嬉しいです」
「あらいやだ、そんなに鯱張らなくてもいいのよ」
ころころと笑う母親は父親の背中をさする。
「ね、だから帰りましょう。近々二人で我が家に遊びに来てくれると嬉しいわ」
前半は夫に、後半はヒル魔に語りかけて彼女は立ち上がった。
「はい、ぜひ」
ヒル魔は短く応じるが。
「断る!!」
父親はそうはいかないらしい。なおもヒル魔を睨む彼にまもりは口を開いた。
「パパ」
父親はのろりとまもりの方を見る。
「私、パパの事も好きだけど、ヒル魔さんのところにいたいの。・・・ごめんなさい」
それがとどめだったようで。
父親はがっくりと、完全に燃え尽きたように肩を落とした。
上がっていくかと尋ねたが、二人は首を振り早々に立ち去った。
明日は社長は病欠だな、とヒル魔は内心独り言ちる。
静かになった玄関先から、リビングへと移動する。
「あ、あの・・・」
「ア?」
「私、ここにいて、いいの?」
それにヒル魔はやや不機嫌そうに片眉を上げた。
「気が変わって帰りたいとか抜かすか」
「え、いや・・・そうじゃなくて、私がいて邪魔にならないかな、とか・・・」
おずおずと見上げるまもりに、ヒル魔は深々とため息をついた。
「本当にテメェは糞ニブニブ猫だナァ」
「にぶにぶ・・・」
あまりの言われようにまもりは思わず繰り返してしまう。
「何度言っても遠回しじゃ全く駄目だという事が今回の事でよーっく判った」
警戒心がどうこう、っつーのはもういい、とブツブツヒル魔は呟く。
そして真っ直ぐに彼はまもりを射抜く。
「テメェの居場所はここだ。もう通いは許さねぇ」
「・・・っ」
先ほどとは比較にならないような力で、きつく抱きしめられる。
「責任持って飼ってやるよ」
熱っぽく耳に囁かれる言葉に、まもりは紅い顔をして、それでも彼の身体におずおずと腕を巻き付ける。
それは猫が戯れに尾を巻き付けるような、可愛らしい仕草だった。
***
猫の恩返しシリーズを進展させようと書き出したら全然進展せずこんな感じになってしまいました。
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鳥(とり)
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女性
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旅行と読書
自己紹介:
ついうっかりブログ作成。
同人歴は読み専門も含めると二桁は楽勝。
よろしくお願いいたします。
【裏について】
閉鎖しました。
現在のところ復活の予定はありません。
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