忍者ブログ
旧『そ れ は 突 然 の 嵐 の よ う に』です。 ア イ シ ー ル ド 21 ヒ ル ま も ss 中心。 いらっしゃらないとは思いますが、禁無断転載でお願いします。

* admin *  * write *  * res *
[1235]  [1234]  [1233]  [1232]  [1231]  [1230]  [1229]  [1228]  [1226]  [1227]  [1225
<<10 * 11/1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  *  12>>
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

星は有限

(ヒルまも)
※セナネタバレ後

+ + + + + + + + + +
ヒル魔くんはセナセナ煩いって私のことをよく言うけれど。
言わせ続けるのは私に言わせてみればヒル魔くんの方よ。


例えば夕焼け空の下、手を繋いで歩いた思い出があったりとか、あの角を曲がったところで手を振って別れたとか、中学校で受験をして女子中学に行ったときにセナは心細そうな顔をしたとか、そういうこと。
「テメェは本当に飽きもせず懲りもせず・・・ったく」
嫌そうに舌打ちするヒル魔くんの前で、私は笑う。
当たり前じゃない。
セナとの思い出はたくさんあるの。
いくつもいくつも、それこそ私もセナも忘れている些細なことを含めれば星の数ほど。
でも。
「セナがね」
言わないとね。
「小さい頃には良く泣かされて帰ってきてね―――」
言い続けていないとね。
「またかよ!」
いい加減にしないと殺す、なんて言いながらちゃんと耳を傾けてくれていることとか。
当たり前のように隣の立ち位置を空けていてくれることとか。
部活動で遅くなったときは駅まで送ってくれたりとか。


ねえ、ヒル魔くん。
気づいているんでしょ。
私が、セナの事ばかり言う理由が。
セナの事しか言えない理由が。
セナと私の事だけはヒル魔くんは知らないもの。
二人だけの思い出だから口出しのしようがないもの。

だってセナのことを抜いて、私から今話せることは、二人とも共通している内容しかないの。
セナを抜きにして語るには、まだ言えていないことがある。
私も、彼も。


***
友人以上恋人未満。
頭が良いだけに無駄な攻防を繰り返すのではないかと想像。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

管理人のみ閲覧可能にする    
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カウンター
プロフィール
HN:
鳥(とり)
性別:
女性
趣味:
旅行と読書
自己紹介:
ついうっかりブログ作成。
同人歴は読み専門も含めると二桁は楽勝。
よろしくお願いいたします。

【裏について】
閉鎖しました。
現在のところ復活の予定はありません。
最新コメント
[01/05 鳥]
[01/05 NONAME]
[10/21 NONAME]
[10/11 坂上]
[10/02 坂上]
最新トラックバック
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
フリーエリア
powered by NINJA TOOLS // appeal: 忍者ブログ / [PR]

template by ゆきぱんだ  //  Copyright: hoboniti*kotori All Rights Reserved