旧『そ れ は 突 然 の 嵐 の よ う に』です。
ア イ シ ー ル ド 21 ヒ ル ま も ss 中心。
いらっしゃらないとは思いますが、禁無断転載でお願いします。
+ + + + + + + + + +
「やー、まも姐、これって例のアレ?!」
「ええ、そうよ。ほらこんなに・・・」
「やー! すっごいコレ! ちょっと触っていい!?」
「いいわよホラ・・・ってなんでヒル魔くんまで触ってるの?!」
「ホー、これがそうか」
「そうなのよ、ってこら引っ張らない! 撫でない! それセクハラ!!」
「どれくらい伸びるか確かめてるだけだろうが」
「って覗き込まないで、ッキャー!」
部室から聞こえてくる声に、授業を終えてやって来た部員達は石化して扉が開けない。
中からは囃し立てる鈴音の声、悪魔の高笑い、そして姉崎まもりの悲鳴。
「ケケケ!」
「いや、ちょっとやめてよもう!」
しばらくそのままで立ちつくしていたら、がらりと扉が開いた。
「あー面白い・・・ってみんな、どうしたの?」
きょとんと見上げる鈴音に、皆視線が泳ぐ。
「や・・・ちょ・・・痛ッ!」
「ケケケ」
中からはまだ二人の声が聞こえてくる。
「あの・・・なんか、声が・・・」
「え? やー、まも姐が着て来たのよ、例のアレ!」
だから『例のアレ』ってなんなんだ!! という部員達の内心の声を聞きつけたかのように、まもりが現れた。
赤い顔をしているが、至って普通の格好だ。動きやすいようにと、いつものジャージの上下。
「どうしたの、みんな」
入らないの? と小首を傾げる彼女を皆じっくり眺めてしまう。
特に変わったところはないけれど、と。
部室の中から不機嫌な悪魔が出てくる前に、セナが代表して(というか後ろから三兄弟につつかれた)まもりに問いかける。
「ま、まもり姉ちゃん、・・・例のアレって、何?」
「え? あ、コレ」
ジャージの袖を捲ると、そこにぴったりと張り付くような素材の、服。
「ババシャツだとよ」
中から聞こえてきたヒル魔の声に、まもりはキッと睨みつけて即座に返す。
「違います! ヒー○テックよ!」
「え? ○ニクロの?」
「そう、それ」
「ババシャツには違いねぇだろ」
「だから違うわよ!」
タートルだし下着じゃないの! と怒るまもり。
どうやら最近寒くなってきてジャージ一枚にTシャツでは寒く、かといってニットを着るには暑いし邪魔、ということで手に入れたらしい。
なあんだ、と全員あらぬ妄想をした気まずさを押し隠しつつ、部室へと入る。
あっという間に部室はいつもの光景へと相成った。
まもりは襟首をしきりに気にする。
「やー? 襟がどうかしたの、まも姐」
「え?」
「なんかさっきからいじくってるよ」
「え・・・あ、いや、ほらタートルだから気になって・・・」
「ふーん? ニット程チクチクしないんでしょ?」
「ええ、そうなんだけど・・・」
ぴったりしてるから息苦しいのかもね、と呟くと鈴音はチアの練習に呼ばれて姿を消す。
ほっと息をつくまもりの視界で何かが閃く。
視線を上げれば、それはヒル魔の指で。
暗号を読み解いたまもりはかっと頬を赤くした。
「あれ? まも姐例のアレやめたの?」
「うん、やっぱり息苦しくて、ね」
ジャージの下は今まで通りTシャツ。
その代わりウィンドブレーカーを羽織って寒さ対策は解決、ということにした。
「せっかく買ったんだからもっと活用しろよ」
「結構! です!!」
みすみす手を出される選択肢を選ぶなんてことはしないの、とまもりは赤い顔で舌を出した。
***
セクハラヒル魔さん(笑)私の職場でもヒー○テックが大流行です。暖かいし嵩張らないしいいですよねコレ。
時事ネタでした(笑)
「ええ、そうよ。ほらこんなに・・・」
「やー! すっごいコレ! ちょっと触っていい!?」
「いいわよホラ・・・ってなんでヒル魔くんまで触ってるの?!」
「ホー、これがそうか」
「そうなのよ、ってこら引っ張らない! 撫でない! それセクハラ!!」
「どれくらい伸びるか確かめてるだけだろうが」
「って覗き込まないで、ッキャー!」
部室から聞こえてくる声に、授業を終えてやって来た部員達は石化して扉が開けない。
中からは囃し立てる鈴音の声、悪魔の高笑い、そして姉崎まもりの悲鳴。
「ケケケ!」
「いや、ちょっとやめてよもう!」
しばらくそのままで立ちつくしていたら、がらりと扉が開いた。
「あー面白い・・・ってみんな、どうしたの?」
きょとんと見上げる鈴音に、皆視線が泳ぐ。
「や・・・ちょ・・・痛ッ!」
「ケケケ」
中からはまだ二人の声が聞こえてくる。
「あの・・・なんか、声が・・・」
「え? やー、まも姐が着て来たのよ、例のアレ!」
だから『例のアレ』ってなんなんだ!! という部員達の内心の声を聞きつけたかのように、まもりが現れた。
赤い顔をしているが、至って普通の格好だ。動きやすいようにと、いつものジャージの上下。
「どうしたの、みんな」
入らないの? と小首を傾げる彼女を皆じっくり眺めてしまう。
特に変わったところはないけれど、と。
部室の中から不機嫌な悪魔が出てくる前に、セナが代表して(というか後ろから三兄弟につつかれた)まもりに問いかける。
「ま、まもり姉ちゃん、・・・例のアレって、何?」
「え? あ、コレ」
ジャージの袖を捲ると、そこにぴったりと張り付くような素材の、服。
「ババシャツだとよ」
中から聞こえてきたヒル魔の声に、まもりはキッと睨みつけて即座に返す。
「違います! ヒー○テックよ!」
「え? ○ニクロの?」
「そう、それ」
「ババシャツには違いねぇだろ」
「だから違うわよ!」
タートルだし下着じゃないの! と怒るまもり。
どうやら最近寒くなってきてジャージ一枚にTシャツでは寒く、かといってニットを着るには暑いし邪魔、ということで手に入れたらしい。
なあんだ、と全員あらぬ妄想をした気まずさを押し隠しつつ、部室へと入る。
あっという間に部室はいつもの光景へと相成った。
まもりは襟首をしきりに気にする。
「やー? 襟がどうかしたの、まも姐」
「え?」
「なんかさっきからいじくってるよ」
「え・・・あ、いや、ほらタートルだから気になって・・・」
「ふーん? ニット程チクチクしないんでしょ?」
「ええ、そうなんだけど・・・」
ぴったりしてるから息苦しいのかもね、と呟くと鈴音はチアの練習に呼ばれて姿を消す。
ほっと息をつくまもりの視界で何かが閃く。
視線を上げれば、それはヒル魔の指で。
暗号を読み解いたまもりはかっと頬を赤くした。
「あれ? まも姐例のアレやめたの?」
「うん、やっぱり息苦しくて、ね」
ジャージの下は今まで通りTシャツ。
その代わりウィンドブレーカーを羽織って寒さ対策は解決、ということにした。
「せっかく買ったんだからもっと活用しろよ」
「結構! です!!」
みすみす手を出される選択肢を選ぶなんてことはしないの、とまもりは赤い顔で舌を出した。
***
セクハラヒル魔さん(笑)私の職場でもヒー○テックが大流行です。暖かいし嵩張らないしいいですよねコレ。
時事ネタでした(笑)
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プロフィール
HN:
鳥(とり)
HP:
性別:
女性
趣味:
旅行と読書
自己紹介:
ついうっかりブログ作成。
同人歴は読み専門も含めると二桁は楽勝。
よろしくお願いいたします。
【裏について】
閉鎖しました。
現在のところ復活の予定はありません。
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よろしくお願いいたします。
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