アナザーワールド★クエスチョン（６）

アナザーワールド★クエスチョン（６）

雪「『もしあなたが姿を隠す必要が出たとき、姉崎まもりさんを安心させるためにすることは？』」
ゆめ「仕事の用事ならその説明をしておけば事足りる」
狐「事前に説明しておく。納得しなけりゃ身体に言い聞かせる」
いばら「出来る限り連れて行く。どうしてもダメなら説明した上で使用人達をつける」
高校「手紙を渡しておく」
一家「特に何も。もう慣れたもんだ」
猫「説明したいが電話が繋がらなかったりするからなァ・・・」
桜雪「ケルベロスとポヨに説明しておく。本人が聞いたら絶対着いてくるからな」
恋人「別に何も」
軍人「仕事柄必ず情報伝達しておく。だが説明だけだと絶対誤解するからいつも苦労する」
恋人「誤解？」
ゆめ「そりゃテメェの日頃の行いが悪いんじゃねぇのか？」
軍人「違ェ！　外見に興味ねぇあたりから全部繋がるんだが、まもりは俺が惚れてる相手だっていう自覚がホントにねぇんだよ！」

雪「なんだか軍人のヒル魔さんのネタ晴らしみたいになってきましたね」
軍人「不愉快だ！　帰る！！」
狐「喚くと雪光がアレで叩くぞ？」
雪「向こうで姉崎まもりさんの仕打ちがあるだけですけどね」
軍人「・・・ッ」
狐「帰らねぇのか？」
軍人「さっさと続きしやがれ！」
いばら「日頃がよほど酷ぇんだろうな・・・」
軍人「糞ッ！！」


雪「『理想のデートは？』」
狐「邪魔の入らない状態で人里をぶらぶらとする」
桜雪「行かねぇ」
一家「テメェも相当糞頑固ジジイだなァ」
桜雪「・・・」
雪「はいはい暴れないで下さいね？　タライ落としますよ？」
一家「だとよ。ケケケ」
猫「長期で休み取って旅行する」
恋人「思いっきりまもりを着飾らせて見せびらかして歩く」
高校「ホテルで過ごす。・・・なんだその視線」
ゆめ「一日ヤりっぱなしか」
高校「！？　自宅代わりのホテルで、だ！」
一家「糞ガキは外行け、外」
高校「そういうアンタはどうすんだ」
一家「俺か？　一緒に映画を見に行く」
ゆめ「オフシーズンに二人で日本に帰ってゆっくり過ごす」
軍人「二人っきりでのんびり過ごす。本の持ち込み禁止でな」
いばら「まもりはピクニックに行きたいっつってたな」


雪「意外に外に出ない方がいますね」
狐「人目を気にする連中ばっかりなんだろ」
一家「体面気にして過ごしてるとしっぺ返し喰うぞ」
恋人「じゃあアンタは喰ったことあるんだな」
一家「・・・この糞ガキ」


雪「まだまだ行きますよー。『姉崎まもりさんにされて一番嬉しかったのはどんなことですか？』」
一家「俺を父親にしたこと」
軍人「ホー？　子供は何人なんだ？」
一家「四人」
恋人「四人？！」
ゆめ「四人は多いな・・・」
一家「少ねぇぞ。あと二、三人いてもよかった」
いばら「・・・いやそれはさすがに多いぞ」
狐「話ずれてるぞテメェら」
高校「デス・マーチの時、誰にもばれないように膝の手当しに来た」
恋人「好きだと告白された」
狐「嫉妬された」
いばら「笑いかけられたこと」
軍人「プロポーズの承諾」
桜雪「真っ当に成長したこと」
猫「家事全般」
ゆめ「追いかけてアメリカまで来たこと」


雪「微妙に何かが違うような人もいらっしゃいますね・・・」
狐「叩くか？」
雪「まあいいでしょう、皆さんの本音を聞こうにも表では言えない方も多いでしょうし」

＜続＞