部室にて。
「憤怒の、ってんならマネの方だな。しょっちゅう怒ってるし」
「俺も一票ォー」
「俺もそう思う」
「やー? 見た目で言ったら妖兄だよ」
「俺もヒル魔だと思うんだがなあ」
「確かに怒らせると怖いのは姉崎だし、なんだかんだでヒル魔も勝てないんだから帝王でいいんじゃないか?」
「勝ててない!? 勝ててないんですか、ヒル魔さんが?!」
「負けてもないけどね・・・。俺も姉崎かなあ」
「アハーハー! マドモアゼルまもりには帝王はふさわしくないね!ならばムッシューヒル魔に一票!」
「まもりさんに憤怒の帝王が似合わないんで、俺はヒル魔先輩に一票ッス!」
「てッ、帝王!」
「栗田先輩、翻訳お願いします」
「『帝王というならヒル魔先輩だと思います』だって。じゃあ僕もヒル魔に一票」
「僕はうーん、・・・姉崎さんかな、ハハ。えーと、じゃあ姉崎さんだと思う人が6人、ヒル魔さんだと思ってる人が6人かぁ・・・セナ君は?」
「え・・・僕?」
「うん。セナ君でどっちか決まるね」
「早く選べよ、セナ」
「そうだぞ、早く選べよ」
「えええぇぇぇぇええぇぇ?!」
間。
「で、結局誰が私を選んでくれたのかしら? 怒らないから出てらっしゃい?」
「そういいながらきっちり火炎放射器持って何処行くんだ、糞マネ」
「だってなんで! どうしてヒル魔君より私が票多いのよ!? そもそも別の人選はなかったの、別の人選は!!」
「他の人選つったってなぁ~、あいつらにとっちゃ怒ってモップ振り回す姿ってのは相当印象深いんだろうなぁ~」
「ひどーい!!!」
帝王の座をあっさりと奪われた悪魔は、ケケケと楽しそうに嗤った。
***
お題はこちらからお借りしました。
ユグドラシル[http://cute.cd/yggdrasil/]
山岡・佐竹・重佐武の三人は出てません。
雰囲気で誰が誰か察してくださると嬉しいです。
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同人歴は読み専門も含めると二桁は楽勝。
よろしくお願いいたします。
【裏について】
閉鎖しました。
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